Episode0.1 街道を征く・・・鳥天国・えひめのコケコッコ街道! Cock-a-Doodle-Do Road…

愛媛県には、ものづくり地域である東予地域を中心に、 独特の鳥食文化があふれる「えひめコケコッコ街道」が存在する。 戦後、労働者の呑みニュケーションをきっかけに、居酒屋や食堂で生まれた 鳥食文化は、今やスーパーや家庭に浸透。 女性や子どもたちまで大好きなご当地鳥料理へと進化している。 その1つが、四国中央市の焼いてない焼き鳥。 愛媛県の東予地域は、鶏のから揚げをこよなく愛するケンミンが多い。 まず、四国中央市(しこちゅー)の焼き鳥屋はちょっと変わっている。 「焼き鳥屋」の看板の店に入って、メニューにある、「ずり(すなぎも)」「きも」「鶏足」などを注文すると、 串に刺して焼いた、いわゆる「串焼きのやきとり」ではなく、揚げた鶏が出てくる。 (ずり) 足(もも)を注文すると、これが出てくる。 (揚げ足トリ・・・しこちゅーチキンとも呼ばれる) 最近、メニューに「串焼き」と書かれて、普通の焼鳥を出す店も増えてきたが、それは、県外のお客さんに、 「焼いた鶏を出してほしい」と言われたかららしい。 手羽を注文すると、手羽元と手羽先がつながった、ジャンボなフライが出てくる。 とり好きの客は、「手・手・足・足・ずり・きも・ざんぎ」を注文して、 「鶏1羽喰たどー!」というのが通の楽しみ方。 四国中央市の焼鳥が揚げ鳥になった理由には諸説あるが、 串に刺して焼くより、ぶつ切りにして揚げたほうが早く…

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